

私が最近、医療関係のクライアントさんから聞いたお話。
医者と患者さんの会話
↓↓↓
「先生〜胃がもたれちゃって、この間のお薬ぜんぜん、効きません。もっと違う薬出してください。」
その患者さん、胃カメラをやっても何も引っかからず、、
そこで、医師からの一言。
「あなたの場合、身体が折れ曲がってるから、胃が潰れちゃってもたれるんだよ、姿勢を良くしなさい。これじゃ、どんな薬を飲んでも効かないよ‼️」
そうなんです。
その方、ご高齢な女性でしたが、見事な亀背(きはい)だったのです。
90度に折れ曲がった身体は真っ直ぐに眠れず、
不眠ありで、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)も進行させてしまい、椅子にドンと腰を下ろしただけでも腰椎の圧迫骨折を引き起こす危険性があります。
その上、内臓も大変です。
年齢と共に臓器自体の機能も低下しているのに、心臓(しんぞう)、肺(はい)、腸(ちょう)も膀胱(ぼうこう)も、胃袋(いぶくろ)もすべて圧迫されているのです。
更に進行して自分ではどうしようもなく動けない段階にくると、介護サービスのお世話になり施設での運動療法など仕方なく取りいれます。
正に
『 老体に鞭(むち)を打つ。』
『焼け石に水』です。
今や、
超高齢化社会を向かえ、100歳超えの方が当たり前の時代がやってきました。
谷本秀美、他「日本人筋肉量の加齢による特徴」日本老年医学会雑誌47巻(2010年) より
日本は長寿の国として有名ですが…「健康寿命」を知っている人は少ないと思われます。
健康寿命とは、平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間のことです。
2016年の厚生労働省の調査では
男性で⇒約72歳(平均寿命は約80歳)、
女性で⇒約74歳(平均寿命は約87歳)でした。
つまり男性は約8年、女性は約12年、残念ながら健康ではない状態で生きていく事をデータは示しているのです。
これらのトピックにより、
医療関係者も薬や注射など西洋医学の限界を感じているのだなぁと、
感慨深いものがありました。
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